新郎様の故郷であるオーストラリアからのゲストが多くいらっしゃることから、「日本らしさ」や「京都らしさ」を感じていただける会場であることを重視されました。また、海外ゲストにも配慮し、誰もがリラックスして過ごせるようなゆったりとしたレイアウトや、時間設計が実現できることも、この会場に決められた大きな理由でした。

打合せでは、「海外からのゲストに喜んでもらいたい」というおふたりの強いご希望のもと、日本らしさ、京都らしさを感じられるように力を注がれ、桜満開の空間でゲストをもてなしました。
英語でのコミュニケーションのもと、会場の知識豊富なスタッフと共にアイデアを出し合いながら、おもてなしの心を一つ一つ形にしていくような準備期間となりました。

挙式前には、「ゲストがお互いを知るきっかけになってほしい」というおふたりの想いから、ゲスト同士の交流が生まれやすくなるように、待合の時間に折り鶴シャワーの準備をお願いする工夫をされました。

挙式は紋付袴と白無垢で新郎様新婦様お揃いで入場され、大切なゲストの方々に見守られる中、和装人前式を進行。ゲストの皆様にお手伝いいただいた折り鶴シャワーとおふたりの素敵な笑顔が輝く、心温まるセレモニーとなりました。

披露宴では、ゲスト同士そしておふたりとの交流を何よりも大切にし、歓談中心の自由な時間を多く設けました。ゲストテーブルのレイアウトにも工夫を凝らし、海外ゲストと日本のゲストが自然に交流できる空間づくりを。また、和やかな雰囲気の中で鏡開きを行い、新郎様新婦様自らゲストの元へとお酒を振る舞い、久しぶりに再会する方々との会話を楽しまれている姿が印象的でした。枡のデザインにもこだわってくださり、お互いの国鳥をデザインしおふたりらしさと日本らしさを感じられる演出となりました。

海外からのゲストはもちろん、日本のゲストにも京都ならではの体験を楽しんでほしいという想いから、舞妓さんによる祝舞の演出をご用意されました。華やかな舞は会場を魅了し、祝舞の後には舞妓さんとの歓談や記念撮影の時間も設けられ、ゲストにとって忘れられない特別なひとときとなりました。

ゲストと一緒に心から楽しい時間を過ごしたい、という想いから、披露宴にはゲスト参加型のゲームを取り入れました。国籍や年齢に関係なく、誰もが気軽に参加できて自然と会話が生まれるような内容で考えてくださったおふたり。そして当日は、する側も見る側も楽しめる、箱の中身をあてるゲームを行われました。会場全体が笑顔と歓声に包まれ、一体感が生まれる楽しいひとときとなりました。